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AAC2021 一次審査結果発表

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7月6日に一次審査が行われ、最終審査に進む3点と、入選作品7点が決定いたしました。

    

応募総数:107点 
入賞:        3点一次審査通過
入選:        7点

最終審査は10月12日(火)に予定しております。

入賞

3点応募順

「power of flower」

隗 楠

京都市立芸術大学大学院 美術研究科 漆工専攻

素材:漆、鹿革、麻布

入賞者コメント
この度は、入賞者に選出していただき大変感謝しております。 今までの制作経験を生かし、より良い精度がある作品を目標にして全力で制作を行おうと思っています。

「さんすいの間」

袁 方洲

東京藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻

素材:ガラス

入賞者コメント
この度は、⼊賞を頂くことができ、⼤変光栄です。実際の制作機会を通して、素材の美しさや⽣活の中で存在する⼩さな感動などを伝えるような作品を作りたいと考えています。

「蜃気回層」

山口 聡士

東京工業大学大学院 環境・社会理工学院
建築学系建築学コース

素材:MDF板、アルミ丸棒
入賞者コメント
この度は、入賞者に選出していただきありがとうございます。この貴重な機会を全力で楽しみながら、表情豊かなオブジェを制作していきたいと思います。

入選

7点応募順

「ripple」

トウ シキ

広島市立大学大学院 芸術学研究科 彫刻専攻

審査員コメント
空中に、湾曲した鉄のディスクが漂っている景は、暗色の壁の空間にあって、すばらしい作品となると思われました。特に、角度に応じてディスク上に出現する様々な方向性の光の帯と、わずかな接点しか持たずに接し合うディスク群の浮遊感には目を奪われるはず。ただし、設置イメージの通りに実現するには、壁側からの支持も必要になると思われ、また鉄板の厚みについてのスタディも重要になるでしょうが、とくに浮遊感に関しては、過去の作品例とはかなり異なる方向なので、その実現のためのディテールの考え方なども記載されていれば、と思いました。(青木 淳)

「青の夜明け」

渡辺 紫音

大阪芸術大学大学院 芸術研究科 ガラス工芸コース

審査員コメント

物量で勝負するのではなく、壁面に、慎ましい大きさと数のガラスのノアサガオを咲かせ、余白も含め、空間全体に影響を与えようとされていることに、好感を持ちました。溶けたガラスが流れることでしか生まれない形と模様、ということは、ひとつずつのノアサガオが、恣意的ではなく、偶然が作り出した個性を持つということでもあり、見飽きない、見るたびに発見のある作品になるように感じられました。惜しむらくは、壁面への配置計画が記号レベルでの検討に留まる図だけであったので、実際にどのように見えるものとされたいのかが伝わらなかったことです。(青木 淳)

「泳」

永岡 佳栄

近畿大学 文芸学部 造形芸術専攻 4年

審査員コメント
ガラスのキャストという技法で透明感をもった水色のクジラだけでもワクワクする作品なのに、その上に街が乗っている。世界中の海を回遊しながら共存して暮らす人間とクジラの姿が目に浮かび微笑ましいです。
このビジョンがうまく人々につたわる完成度に達するのには、多くの実験が必要だと思われました。是非、これからも素晴らしい夢のある作品を作り続けていかれることを期待します。(小山 登美夫)

「時つ風」

畠中 沙和

広島市立大学 芸術学部 彫刻専攻 3年

審査員コメント
「大理石で浮いている風船を作る」極めてシンプルな彫刻プラン。いくつかの前例も思い浮かばなくはない。しかしそれでも、大理石の確固たる重さと、浮かんでいる風船の軽さの拮抗をどのように表現でき得るか、やはりその可能性に惹かれる。そこから更に、それを可能にする突破口や作者の思想をもう少し垣間見れると、さらなる期待が持てたように思う。(南川 憲二)

「THE SUN SETS」

並木 久矩

愛知県立芸術大学 美術学部 美術専攻 研究生

審査員コメント
明確なモチーフをセメントでモデリングする手法によって、あえて、その色彩や形、それによって連想されてしまう意味を隠しているところに魅力と可能性を感じた。今回の展示プランでもモチーフを完全あるいは不完全に隠した状態で展示されるのかと期待していたが、モチーフをそのままの形で陳列して見せるという形態に落ち着いていたので、少しもったいなさを感じた。お墓であるのか、何かを表徴した石碑であるのか、はたまた、生活の中に身近にある家具なのか、、、並木さんの作品には、物の意味や機能が一旦奪われた遺跡を発掘していくような謎に満ちた魅力がある。もう一歩、みる、みられるといった芸術作品としての一つの機能をも剥奪させてみせる勇気が必要になるのではと感じた。(荒神 明香)

「刻」

大野 裕和

京都芸術大学 美術工芸学科 総合造形コース 4年

審査員コメント
自然界の生物から魅力ある曲線を抽出し、科学的なシステムの中に生物の進化の歴史とそれを受容してきた人類の歴史をかさねて、抽象ともおもえる彫刻作品を制作することはとても興味深いモチーフです。3Dプリンターで制作という場合、どのような物体としての魅力がもてるのか、その部分がまだ未知なので、今後も模索して素晴らしい作品を制作されることを期待します。(小山 登美夫)

「coral reef」

今井 玲奈

近畿大学 文芸学部 造形芸術専攻 4年

審査員コメント
ガラス造形と描く行為。作者のコントロールする意思と素材の特性によるアンコントロールのバランスが美しく映し出されそうなところに魅力を感じた。その行為の連続とサンゴ礁との結びつきもわからなくもない。更にそれが上手く引き立った上で設置できれば、深海のような不思議な空間になることも想像できる。ただ、そんな魅力があるだけに、実現性だけでなく、素材の特性上のままならない部分についての見解を期待したい。描くと造る、絵具とガラス、両者の間の幅をどこまでも広げてみて欲しい。
(南川 憲二)