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AAC2008ポスターコンペ

コンテンツ

概要

【募集内容】

第8回学生限定立体アートコンペ
「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION(AAC)2008」の募集告知ポスター

【賞】

最優秀賞(1点)20万円
入選(数点)1万円

【審査員】

鈴木 芳雄(ブルータス副編集長)
菊池 敦己(blue mark アートディレクター)
服部 信治(主催会社 代表取締役社長)

【スケジュール】

募集期間:2008年4月~5月8日
審査会:2008年5月12日

【応募総数】

74作品

最優秀賞

最優秀賞

  佐野 夏記​

静岡文化芸術大学
デザイン学部 生産造形学科

受賞者のコメント

とても楽しんで制作できました。
勢いにのって一気に作り上げたポスターです。きっと、それが良い結果に導いてくれたのだと思います。ありがとうございます。
AACの企画理念に強く惹かれたことが、このコンペに応募した動機のひとつです。
普段、芸術大学に通っていながら、芸術作品と触れあっていないことに気づきました。デザインの世界を学んでいる私にとって、芸術作品には憧れの念を抱いているところがあります。このポスターには、そんな憧れの気持ちと、魅力的な作品がたくさん集まる期待を込めました。
キレイで、カッコよくて、顔をのめりこんで見たくなるような作品、待っています。

審査員のコメント

大賞作品は、応募作品の中では最も安定した作品で、実際的にポスターの機能を全うできるものだと思います。
「AAC」の文字を立体作品に例えたイラストレーションと、スタンダードなタイポグラフィーによって構成されたデザインは、明解で清潔感があり好感がもてました。
ただ全体のバランス感覚の良さの反面、既視感が拭えないのが残念です。
これは応募作品全般に言える事ですが、ハッとするような新鮮なグラフィック表現が見当たらず、既成のイメージの中でのなんとなくまとめられた作品が多いのには問題を感じました。
アグレッシブに自分の表現を模索してほしいと思います。

ポスターのブラッシュアップ

2008年5月某日、菊地敦己さんのオフィス(Bluemark)にて打合せを行いました。
作品の向上のためどうしてもアドバイスしたいと、菊地さん自らこのような機会を作ってくださいました。
最初は緊張した面持ちの佐野夏記さん(最優秀賞受賞者)でしたが、菊地さんのお陰で次第に和やかな雰囲気に。
分かり易く的確なアドバイスのもと、打合せが進められました。アドバイスを元に修正された作品がこちら。

細部にまで気を配り、よりリズム感のあるスッキリとしたデザインに仕上がりました。
どこが変わったかお分かりでしょうか?


応募時のポスター


ブラッシュアップ後のポスター

審査員特別賞

審査員特別賞

 早川 裕子

武蔵野美術大学
造形学部 視覚伝達デザイン科

受賞者のコメント

私は立体作品の制作についてほとんど知識がありませんでした。
そこでポスターを作る上でのネタを探しに学内の木彫工房へ足を運んだのですが、その時目にしたまだ手つかずの素材である丸太、人によって削られ形を成し始めた像がとても興味深く感じられました。
人がものを作り出すという行為、その素晴らしさを今一度思い出すきっかけをこのコンペは与えてくれたと思います。
ありがとうございました。

審査員のコメント

唯一、私が個人的にシンパシーを感じた作品です。
意図したものなのか偶然なのかは判別しかねますが、不思議とヌケのある画面構成に引かれました。
惜しむらくは、文字やロゴがあまりにも粗末な扱いという点です。

入選



大川原 亮
多摩美術大学
美術学部 グラフィックデザイン学科



増田 啓之
東京大学
工学部 建築学専攻 4年



小川 雄太郎
多摩美術大学
美術学部 グラフィックデザイン学科



南雲 祐人
サレジオ高専
情報工学科



土屋 寛恭
和歌山大学
システム工学部 デザイン情報学科



中川 雅史
武蔵野美術大学
造形学部 基礎デザイン学科



中村 洋臣
千葉大学大学院
工学研究科 デザイン科学専攻



森 瑞恵
岡山県立大学
デザイン学部 造形デザイン学科



清水 貴栄
武蔵野美術大学
造形学部 基礎デザイン学科

総評

いくつか意欲的な作品に出会えた。
「彫刻・立体アートコンペ」とは違うスタディとして、「彫刻・立体アートコンペ」の「告知用ポスターのコンペティション」があることは、これも大変、有意義だと思う。
商業的なポスターの場合、共同作業で進行する。
写真家やイラストレーターというヴィジュアルを受け持つ才能があり、コピーライターという文章を書くスキルがあり、デザイナーというそれらを統括するマエストロがいる。それはプロフェッショナルの仕事だ。自分の領域において、他者の予想以上の成果を上げることができた者だけが生き残る。
しかし、今回のような公募ポスターでは、自分ですべて引き受けなければならない。それぞれの役割を客観視できることが重要だろう。
アート作品(たとえ、それが単独の作品であろうと、共同制作であろうと)を作る際には表現のための核はひとつでいいかもしれない。
しかしデザイン作品の場合、複数の核を設定し、それぞれの立場になりきり、評価、刺激すること。
それを楽しめているかどうかが、選定に大きく影響していると思う。

鈴木 芳雄 / ブルータス副編集長

ポスターコンペの様子

  • 審査の様子1
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  • 審査の様子3
  • 審査の様子4
  • 審査の様子5
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  • 審査の様子5
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