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AAC2012ポスターコンペ

コンテンツ

概要

【募集内容】

第12回学生限定立体アートコンペ
「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION（AAC）2012」の募集告知ポスター

【賞】

最優秀賞（1点）10万円
入選（13点）5,000円分のQUOカードもしくは図書カード

【審査員】

長嶋りかこ（アートディレクター、デザイナー）
服部信治（主催会社代表取締役社長）

【スケジュール】

募集期間：2012年3月16日～5月7日
審査会：2012年5月7日

【応募総数】

336作品

最優秀賞

「あたらしい鏡」
戸塚香里

武蔵野美術大学
造形学部視覚伝達デザイン学科 3年

受賞者のコメント

私達は今の社会で、見直すべき様々な出来事に直面していると思います。そんな今を見つめ直すという意味を込めて、鏡をモチーフに選びました。
私はそれを壊し、再構築することで、既存の見方を壊し、新しいものの見方を発見していくことを表現しようと思ったのです。
この度はこんなに素敵な賞を頂き、本当に嬉しく思っています。
日常に潜むささやかな発見が、私達をあたらしい日々へと連れ出してくれることを願っています。

審査員のコメント

戸塚さんの作品は、実はつっこみどころはたくさんあったんですけど（笑）アイデアにオリジナリティがあり、オブジェの美しさにも可能性を感じたので、
これはブラッシュアップでもっともっと良くなるなと思い選ばせて頂きました。
完成度をあげていくプロセスを一緒に体験してもらって、彼女がそこからなにか持ち帰ってくれたなら、嬉しいです。

ポスターのブラッシュアップ

ポスターコンペ審査後、長嶋りかこさんのオフィス（博報堂）にて、最優秀賞を受賞された戸塚香里さんと打合せを行いました。
戸塚さんの作品は、砕いた鏡を文字に組みなおすというもので、長嶋さんはそのアイデアやオブジェの美しさに惹かれて最優秀賞に選ばれたそうですが、画面の構成としてはまだまだ課題があるとのこと。
魅力を最大限に引き出せるよう、タイポグラフィとして構成してみることを提案されました。

応募時のポスター

ブラッシュアップ後のポスター

入選

「レイヤー」
友田菜月
武蔵野美術大学
造形学部視覚伝達デザイン学科 3年

「ARTと空間」
佐藤　茜
武蔵野美術大学
造形学部視覚伝達デザイン学科 3年

「"A"から"A"」
落合隆将
九州市立大学大学院
国際環境工学研究科環境工学専攻

「自然」
中嶋千紗
OKA学園トータルデザインアカデミー
デザインビジネス科 2年

「驚き」
宮崎真希
学校法人東京モード学園
グラフィック学科グラフィック専攻 2

「立体への進化」
深澤衛
千葉工業大学
工学部建築都市環境 4年

「立体のシズル」
内山耀一朗
首都大学東京システムデザイン学部
インダストリアルアートコース 2年

「一点の奥行」
工藤功太
東京藝術大学大学院
美術研究科デザイン専攻

「出来事in the room」
久保貴子
日本大学
理工学部　建築学科 4年

「職人技」
吉松英輝
九州大学
芸術工学部芸術情報設計学科 4年

「フェンス-タイポグラフィ」
阿津侑三
桑沢デザイン研究所
昼間部　ビジュアルデザイン専攻　2年

「才能を探しています。」
佐藤直也
HAL 東京
専門課程コースグラフィックデザイン学科　2年

「Optical Architecture」
河野智
多摩美術大学
美術学部グラフィックデザイン学科　2年

総評

応募作品はとても多く、いろんなアプローチが拝見でき、学生の無邪気で自由な空気には、とても好感が持てました。
なかには完成度が高いものもいくつかあり、グランプリにしようかと迷うものもありましたが、しかし完成度が高いだけに、アイデアの弱さやが気になったり、表現の既視感が仇となってしまったりする作品もありました。
逆にアイデアは面白いんだけど、定着の雑さが目立ちすぎる作品に、もったいないな～と思う場面が何度もあったり。
やはり、アイデアだけでもダメですし、表現力だけでもだめなんですよね。
コンペで勝てればそれは嬉しいことですが、一番重要なのは、なぜ自分のものがダメだったのかを考えること。
みなさんにはその時間を必ず持ってほしいです。
負けた時が成長のチャンス、ぜひ次につなげていってほしいです。
学生の皆さん、これで終わりではなく、引き続きがんばってください！