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「AAC2018」は、10月23日に最終審査が行われ、最終優秀賞1点、優秀賞2点が決まりました。
東京藝術大学 大学院 美術研究科 彫刻専攻
材料:陶器
東京藝術大学 大学院 美術研究科 工芸専攻
材料:漆
漆の佐野さんの作品は非常に緻密で卓越した技術で様々な技法を使いながら宝箱のようで見るものを圧倒するような見ていて飽きないものでした。しかしやはり雷さんの作品の空間にマッチした作りかたと比べるともう一歩踏み出すことが出来ればよかったのかなと思います。(ヤノベケンジ)
材料:ブロンズ
堀田さんのブロンズ作品は墨田区の桜をシンボルとしていて 住まわれる方の象徴的なものとしてサイトスペシフィックなテーマで実際の桜の木の枝から鋳造された一見近くで見ないと本物かと見まがうブロンズ彫刻です。 技術の上で成り立った作品構成で素晴らしいものであったのですが、やはりブロンズで全体的な色の沈み方から堀田さんの要望していた華やかなイメージを持ってもらうというところでちょっと一歩欠けていたのかなということで惜しくも選に漏れたのですが 色を変えたり表現の仕方によっては非常に映える作品だったと思います。(ヤノベケンジ) 堀田さんは二回目の優秀賞を受賞され、何度もチャレンジをされていることも素晴らしいと思います。 墨田区の花である桜をモチーフにしたブロンズ作品で、マンションに皆さんが帰ってきたときに、日々皆さんが目にしたときに、癒しや落ち着ける空間をということで作られた作品です。 このブロンズ作品も、私も学生時代に経験があるのでわかるのですが、プランから鋳造まで、鋳造から仕上げまで、ひとつひとつの大変な作業を積み重ねて完成させています。審査のときにも申し上げましたけど、もう少し自分の個性を加味するような、今の若い自分ができるような新たな試みに挑まれると、ブロンズを素材として新しい作品が生み出されてくると思います。(内田真由美)