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AAC2024 表彰式・懇親会

懇談会の様子

最終審査同日に、表彰式・懇親会が行われました。

表彰式の様子

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コンテンツ

 

審査員コメント

鈴木 芳雄

編集者、美術ジャーナリスト


入賞した3作品をひとつひとつ拝見すると、なかなか甲乙つけがたいものがありまして、大変魅力的なものでした。書類審査のときのスケッチで想像していた仕上がりよりも、さらに現物作品は高いレベルだったと思います。

その中で最優秀賞を洪さんに決定したのは、今回のマンションのエントランスホールの空間との調和です。

今回のエントランスホールの入口は非常に大きく、長いアプローチを進んでいくときのワクワク感が空間の中にあるのですが、そのアプローチを進んだ突き当りの白い壁に現れる洪さんのガラスの作品は非常に美しく映えて見えました。グレーの石材タイルを基調とした内装のデザインとも、うまくマッチしていたと思います。

今後、このコンペに応募する学生の方々には、作品のクオリティ、テーマももちろん大切ですが、作品が置かれる空間や環境をどう呼び込んでいくか、アート作品を通して生活に対してどのような提案をしていくかというようなことを考えて欲しいと思います。

>作品講評へ

三沢 厚彦

彫刻家

 

書類審査で3作品を選んでから、実作品の制作を非常に楽しみにしていました。皆さんがプランを超える素晴らしい作品を提出してくださり、審査も非常に迷いました。

今回のマンションのエントランスは、作品にとって舞台のような場所であり、それをどのように活用するかを一次審査でも考えていましたが、3人はそれぞれ異なるアプローチを見せてくれました。

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藪前 知子

東京都現代美術館学芸員

 

 


今回のコンペでは、パブリックな場所に恒久的に設置するという点が大きな要件となっており、コンセプトや技術の面でも「時間」をどうコントロールするかが大きなテーマだったと感じました。
今回選ばれた3作品はいずれもそのテーマに向き合っており、それが作品に表れていました。

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