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「AAC2020」は、11月26日に最終審査が行われ、最優秀賞1点、優秀賞2点が決まりました。
東京藝術大学大学院 美術研究科 美術専攻
東京都立大学 システムデザイン学部 システムデザイン学科 インダストリアルアートコース4年
材料:木材、ミラー
早坂さん、堀さんの作品は、物理的な完成度としては大変よくできていたと思います。ひとつの立体作品としての造形的なおもしろさもありました。ただ、コンセプト段階のスケール感を評価していたこともあり、当初からのスケールダウンによってやや期待から外れてしまったという印象がありました。また、作品のコンセプト、つまり何を表現しているのかという“意味”を言語化することは、今後の創造活動には不可欠だと思いますので、そうした部分にも磨きを掛けていくと良いと思います。
文化服装学院 服飾専門課程 服飾研究科 1年
材料:レース
山﨑さんの作品は、コンセプトも明快で、実際に見た驚きもあり、審査員一同大変興味深く感じました。作品として高く評価したいと思います。期間限定の展覧会であれば、その良さが活かされると思いますが、素材の耐久性やコンセプトの普遍性、全体の安定感などを考えると、今回のプロジェクトの対象としては不安が残り、それを払拭できませんでした。大変良いアイディアだと思いますので、与えられた展示条件、プロジェクトの文脈などを考慮しながら、今後も挑戦を続けていただきたいと思います。