AAC2025

AAC2025 審査員

AAC2025審査員

  • 木村 絵理子

    木村 絵理子Eriko KIMURA

    弘前れんが倉庫美術館 館長

    キュレーター。2000年より横浜美術館に勤務、2012年より2023年まで主任学芸員。2005-23年まで横浜トリエンナーレのキュレトリアル・チームに携わり、2020年の第7回展では企画統括。2023年より、弘前れんが倉庫美術館副館長兼学芸統括を務め、2024年より現職。 主な展覧会企画に「蜷川実花with EiM:儚くも煌めく境界 Where Humanity Meets Nature」(2024年、弘前れんが倉庫美術館)、オンライン展覧会「距離をめぐる11の物語:日本の現代美術」展(2021年、主催:国際交流基金)、「昭和の肖像:写真でたどる『昭和』の人と歴史」展(2017-2019年、横浜美術館の後、アーツ前橋とナショナル・ギャラリー・オブ・カナダへ巡回)、「BODY/PLAY/POLITICS」展(2016年、横浜美術館)、 「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」展(2012-13年、横浜美術館、青森県立美術館、熊本市現代美術館) など。多摩美術大学・金沢美術工芸大学客員教授、美術評論家連盟会員。

    【メッセージ】
    マンションのエントランスホールとは、そこに住む人たちが毎日必ず目にすることになるコミュニティ共有の空間です。私的な住空間とも、不特定多数の人が往来する公共空間とも異なる「ホーム」への入口であり、20年、30年、40年といった長期にわたって同じ人を迎え入れ続ける場所です。そうした場所で、どんな気分の時にも毎日見ていたい作品とはどんなものか、また長い年月を劣化することなく耐えられる作品とはどんなものか、じっくりと考え抜かれた作品に出会えることを楽しみにしています。

  • 中谷 ミチコ

    中谷 ミチコMichiko NAKATANI

    彫刻家

    1981年東京都生まれ。多摩美術大学彫刻学科卒業。2014年ドレスデン造形芸術大学Meisterschülerstudium修了。 主な個展に、アートフロントギャラリー(東京2022, 21, 19)、三重県立美術館柳原義達記念館(三重、2019)、私立大室美術館(三重2024,23,,21,20,19,18,17,16)があり、主なグループ展は「丸の内ストリートギャラリー」(東京、2022)、 「越後妻有大地の芸術祭」(2018、新潟)「20th DOMANI・明日」国立新美術館(2018、東京)等へ参加。2020年に東京メトロ・虎ノ門駅にパブリックアート「白い虎が見ている」を制作。2010年VOCA展奨励賞、2020年タカシマヤ美術賞、2023年中原悌二郎賞受賞。多摩美術大学准教授。
    Photo by Daisuke Omori

    【メッセージ】
    ずっとここにあったようで、昨日生まれ出たような、日常をパッと照らし出すような、「いってらっしゃい」と「おかえり」が聞こえてくるような。 そこに置かれたメッセージが、記憶の中で成熟し、明らかになるのは数年後でも数十年後でも良い。沢山のことを求めてしまいそうですが、作者ならではの視点と方法で作られていれば、作る動機はシンプルで良いとも思っています。

  • 小山 登美夫

    小山 登美夫Tomio KOYAMA

    小山登美夫ギャラリー株式会社 代表取締役社長
    日本現代美術商協会(CADAN) 副代表理事 

    1963年東京生まれ。1987年東京芸術大学芸術学科卒業。 1996年に小山登美夫ギャラリーをオープン。 国内外のアーティストを展示。 海外のアートフェアへも積極的に参加し、日本のアーティストを世界に紹介。 一方、国内でのアートマーケットの充実と拡大を模索する。

    【メッセージ】
    展示する最終の場所、それも永久的に生活とともに作品がある場所が決まっているコンペはほとんどなく、 だからこそ、想像力を働かせて、極めつけの1点を制作してください。

  • 服部 信治

    服部 信治Shinji HATTORI

    主催会社 代表取締役会長 兼 CEO

    1950年福岡県生まれ。一級建築士
    大学卒業後、主にマンションの設計・企画・コンサルに携わる。 1997年に設計事務所と して株式会社アーバネットコーポレーションを設立し、多くの分譲用ファミリーマンションの設計等を手掛ける。 その後、自社で土地を取得し、投資用ワンルームマンションを中心とした独自性のある 開発事業を展開し、2007年に自社の株式をジャスダック証券取引所に上場させた 設計士でありながら不動産開発会社を起こし上場させたという異色の経歴を持つ。 一貫してマンションの設計に携わる中で、コンパクト性や機能性に偏り過ぎた日本のマンションに、もっと文化的な要素を取り入れた いと思うようになったことをきっかけに、自社で開発したマンションのエントランスにアートを取り入れるようになった。

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